リモートビューイングとは
リモートビューイング(Remote Viewing:通称:RV【アールブイ】)について分かりやすくシンプルに様々な側面についてご説明したいと思います。
リモートビューイングとは別名バイロケーション(Bilocation)とも呼ばれる人間であれば誰しもが持っているいわゆるサイキック能力になります。リモートビューイングのリモート(Remote)は「遠方」とか「遠隔」という意味になります。ビューイング(Viewing)は一般的には「見ること」という意味になります。リモートビューイングと同義語のバイロケーション(Bilocation)の場合、バイ(Bi)とは「2つ」という意味になり、ロケーション(Location)とは「場所」という意味になります。
つまり、リモートビューイングもバイロケーションも下記の図の例のように、私たちの意識が2つの時空間にある状態を意味しています。ビューイングという言葉では、「見る」という視覚要素を指す言葉を連想される方も多いと思いますが、実際には体感する、五感で味わうというニュアンスで捉えていきます。視覚だけではなく、嗅覚、聴覚、味覚、触角、そして感情やフィーリングで遠隔を観察する事がRVです。
また、別の時空の名称や、そこにいる人に変身したりすることではありません。あくまでも、観察することがリモートビューイングです。
もちろん、体験を深めていけば、アカシックレコードと組み合わせる事で、名称さえも分かったりすることができたり、エンパス(共感能力)を活性化させて、そこにいる人物の気持ちを理解することも可能になります。
リモートビューイングもバイロケーションも同じ能力ですが、ここでは統一してリモートビューイングという言葉を使って説明をしていきたいと思います。
リモートビューイングには様々なレベルがあります。今の意識がここにありながら、もう一箇所に意識がある状態が基本的なRVの概念になりますが、レベルが深まれば、こちらの意識もあちら側の意識に統合され、「体外離脱」そして「幽体離脱」という状態になります。ちなみに、「体外離脱」とは、英語でOBE(Out of Body Experience)と呼ばれ、「幽体離脱」の事をAstral Projection(アストラルプロジェクション)と呼ばれています。リモートビューイングの体感が深まることで、それらの体験へと深まっていきます。
リモートビューイングの可能性
リモートビューイングには様々なアプローチがあり、最近では軍隊やスパイ等で活用され日本のテレビでも行方不明を探したりするテクノロジーとして紹介されることがよくありますが、実はそれはRVの一側面に過ぎず、リモートビューイングには様々な可能性があります。次に、リモートビューイングの可能性と行うことのメリットについてご紹介したいと思います。
1.意識的なタイムトラベル
リモートビューイングは意識的に様々な時空に行く事ができます。行きたい場所、会いたい人など意識は様々な時空へとリモートビューイングによって旅をすることができます。これは、文字通りタイムトラベルができるということです。過去、現在、未来という私たちが同意している時空間を自由に移動することができ、その時空を五感と感情で味わうことができます。タイムトラベルを意識的に行うことにより、私たちは今の時空に捕らわれているのではなく、広大な存在であるという事に気付くことができます。
2.シンクロニシティから現実化へ
皆さんはこういう体験は無いですか?
「ふと昔の友達を思い出したら、その友人から電話が掛かってきた。もしくは、道を歩いていたらばったり出会った」
「急いで電車に乗ったほうがいいかと思い、いつもより一個早い電車に乗ったら、いつもの電車が事故が起こって止まってしまった」
「レンタルでDVDを借りようと想った映画が、テレビをたまたま付けたらやっていた」 等・・・
こういうような体験は実に様々体験されていると思います。このような体験の事は「シンクロニシティ(共時性)」と呼ばれます。意味のある偶然的な出来事ですね。無意識的に行われた自分にとって驚くべき奇跡的のような体験です。私の従兄弟は新婚旅行でオーストラリアに行ったんですが、道に迷ってしまい英語ができず困っていたら、日本人が前から歩いてきたんですが、それが何と奥さんの高校の同級生だった、なんて体験もあります。
このような体験は「たまたま」起こったような体験、つまりは無意識的に五感で認知した体験で、リモートセンシング(Remote Sensing)と呼ばれる体験です。
リモートビューイングはこの逆です。意識的、自発的に、様々な出来事を五感・感情で認知することです。つまりは、自分が望んだ現実を体験するということになります。こうなると、無意識的なシンクロニシティではなくなり、前もって予測や予知ができる、現実化になります。現実化とは「ほしいモノや状況を意図的、意識的に手に入れる」という体験です。「知っている」という体験になり、期待によるストレスや、手に入らないことによる不安がリモートビューイングを行うことで軽減されてきます。意図した事が、手にするモノ・状況と矛盾がなくなってきます。
3.思い込み・思考パターン・葛藤のリリース、そして集中力~自分自身を知る体験へ
私たちはある意味過去に生きています。なぜならば、私たちの体の意識は直線的に時間軸に沿って生きているからです。そして、頭の中で考えていることも、過去の体験との比較等により、一般的に今日考えている事は、昨日と98%同じと言われているほどなんです。つまりは、ほとんど今日の自分と昨日の自分を変える事は難しいということになります。家族、学校、社会の影響を受け、私たちは「こうすれば失敗しないだろう」「こうすると親を困らせてしまうだろう」「こうしなければいけない」という正しくある必要性を学び、それが無意識的に体の安全に繋がり、成長しても子供の頃の思考パターンと同じだったり、潜在意識の中へとインプットされ、全ての行動に現れる傾向があります。つまり、何が起こった時に毎回同じ反応をするため、結果も同じ体験をすることに繋がります。「あの時こうしたらどうだっただろうか?」「あの時手に入れることができなかったから、私には受け取る価値が無いんだわ」などという思いが価値観や信念にインプットされ、今の現実を作り出しています。
リモートビューイングは「今この瞬間」何を五感・感情で認識しているか?という事に集中して行います。決して過去を振り返りません。過去を振り返った時点で、意識が「あちら側」に行かずに、こちらに戻ってきてしまいます。リモートビューイングは用紙に「今味わっていること、感じていること」を書きながら行います。紙に書くことで、その情報が実際にリモートビューイングした時空の情報なのか、それとも葛藤や思い込みなのかがすぐに分かります。
リモートビューイングは「何かを当てるゲーム」ではありません。リモートビューイングは上記の図のように、既に別の時空に意識がある状態です。なので、単に情報を純粋に受け取ればいいだけというシンプルなものです。リモートビューイングのプロセスを踏むことで、思い込みや葛藤、思考パターンに気付き、それを手放し「今この瞬間」に集中できるようになってきます。リモートビューイングを行うことで、集中力も高まります。
葛藤や思い込み、思考パターンが外れてくると、その下に隠れていた本来のビジョンが現れてきます。「私は一体誰なのか?」に対する答えが自然とやってきます。本来の自分自身の本質から人生をコントロールせずに、穏やかに喜びの中に包まれた人生を作る事ができるでしょう。
4.情報の正確さが高まります。他のサイキック能力も発揮されてきます。
上述したように私たちの傾向として、過去と比較したり、他者と比較したりしてしまいます。何らかのインスピレーションやメッセージを受け取ったとしても、その情報を過去と比較して解釈を試みます。これは私たちが物事を思考する知性のパターンです。知性は今まで体験したパターンの中で情報の解釈を試みます。つまり、フィルターを通して情報に脚色が入る事がよくあるものです。
また、表現として受け取った情報を他者へと伝える場合、情報は「言葉」を使って伝える事が多いと思います。言葉の数というのも制限があり、受け取った情報をどのような言葉を使って伝えるかで情報にフィルターが掛かる可能性が非常に高いものです。ボキャブラリーに制限があるんですね。それは、集中力の欠如にもよりますし、五感や感情に集中できず、今までの体験で味わった事を表す言葉と摩り替えてしまう可能性もあります。
リモートビューイングは「今この瞬間」にフォーカスします。今味わっているものは五感・感情で表すとどうなるか?という事にフォーカスします。なので、過去の体験というフィルターを通さずに、純粋な情報を解釈するトレーニングには最適です。
ちなみに、スピリチュアルなワークにまだ一度も参加されたことが無い方には特におすすめのワークです。なぜならば、様々なスピリチュアルな概念が入っていないため、純粋に行うことができるからです。過去に様々なワークに参加された方にとっては、当初は辛い体験になる方も中にはおります。過去の情報によって意識がコントロールされてしまっている可能性があり、実際にリモートビューイングを行っていただくと、全く出来ないというケースもありました。ただし、新たな気持ちで純粋に今この瞬間にフォーカスして行うことで、今までの活用していたサイキック能力に磨きが掛かり、情報が格段に正確になることができます。
そして、リモートビューイング以外のサイキック能力も発揮されてきます。他の能力も全て密接に結びついているからです。アカシックレコードリーディングの情報も正確になりますし、サイコメトリー、クレヤボヤンス、クレヤオーディエンス、エンパス等のサイキック能力も開花してくる方もおります。
上記以外にも、夢が明晰になる、体外離脱、幽体離脱への扉が開くなど、様々な体験の可能性があります。
リモートビューイングのできる人、できない人
リモートビューイングは誰もが持っている能力です。なので、誰でも行うことができます。ただ、出来ない方も中にはおります。あくまでも私の体験になりますが、過去のような傾向を持っている方は困難を感じる可能性があります。
・リモートビューイング自体に興味・関心が無い・・・確かに興味・関心が無ければリモートビューイングだけでなく何に対してもそう言えますね。ただし、RVに興味はあるが疑いがある人は問題ありません。
・心身のバランスが不十分な場合・・・過去に強いトラウマがある方にはおすすめができません。まずは心の状態が健康であることが大切なんです。
・スピリチュアルなワークの情報を持ちすぎている場合・・・過去にたくさんのスピリチュアルなワークショップに参加されている場合は、そのワークショップのアプローチにこだわってしまう傾向があり、純粋にリモートビューイングができない場合がよくあります。様々な概念を手放していくほど、RVの可能性が高まります。
リモートビューイングのやり方
リモートビューイングの行い方は、講師によって様々です。ただ共通している事があります。それは「集中」です。リモートビューイングの仕組みを知り、集中状態を作ることでリモートビューイングは可能になります。その際の脳波はリモートビューイングのレベルにもよりますが、アルファー波~シータ波、そしてデルタ波という、夢うつつの状態から夢を見ている状態から深い催眠状態まで。いかに集中できるかがリモートビューイングのキーになります。
多くのリモートビューイングのアプローチでも活用されていますが、私のRVでも当初の段階ではフォーマットという書式を使って行います。リモートビューイングを行う人のことをビューアーと呼びますが、ビューアーは書式に従って、「今この瞬間感じている五感・感情」を用紙に書いたり、イラストとしてスケッチをしていきます。
この体験で知性でリモートビューイングは可能であるという事が認知できれば、次は書式を使わずに自らの意図で行きたい時空にいつでも行く事ができるようになります。
ワールドブルーでは、長年に渡り東洋と西洋の神秘学やアカシックレコード、古代の叡智の研磨を積み、またビジネスコンサルタントでもあるゲリーボーネル氏との共同開発した新しいスタイルのリモートビューイングワークショップを開催しております。更に詳しくリモートビューイングについての概念をはじめ、神道のタイムブリッジテクニックと呼ばれるバイロケーションテクニック、サイキックゲートを開く呼吸法など、様々なテクニックをご紹介しながら、実際にRVを体感いただく体感型のワークショップになっています。ご興味ある方は是非ご参加いただければと思います。
World Blue's Remote Viewing Programs
ワールドブルーのリモートビューイングプログラム
ワールドブルーでは現在下記のプログラムにてリモートビューイングを学べます。
オンライン講座とプライベートレッスンでリモートビューイングをトータルに実践するためのプログラム。6セクションで、基礎から応用までを一人一人の体質や進捗に合わせてお伝えします。
オンラインで学ぶリモートビューイングオンラインワークショップ。基礎からリモートビューイングのメソッドまでを動画で学び、実際のリモートビューイングの実践をプライベートレッスンで学ぶ基礎講座です。
プロのカウンセラーやコーチングを目指す方のプライベート講座。アカシックレコード、リモートビューイング、意識の拡大、カウンセリングの技法までをトータルに含めた6ヶ月プログラム。